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【コラム9】繰り上げ返済のメリットと方法をわかりやすく解説

カードローンの返済を続けていると、「少し余裕がある月に多めに返した方がいいのかな?」と考えることがあります。 実は、その考えはとても正解です。 なぜなら、繰り上げ返済(追加返済)を行うことで、利息の負担を大幅に減らすことができるからです。 この記事では、繰り上げ返済の仕組みやメリット、実際の返済方法、注意すべきポイントをわかりやすく解説します。

繰り上げ返済とは?通常返済との違い

カードローンの「繰り上げ返済」とは、毎月の返済額に加えて、追加で元金を返済することを指します。 通常の返済では、元金と利息を毎月少しずつ返していきますが、繰り上げ返済では元金を一気に減らすことができます。 この違いによって、 利息の発生期間が短くなる 総支払額を減らせる 完済までの期間を短縮できる といったメリットが得られるのです。 つまり、「返済スピードを上げる=利息を節約する」ことにつながるというわけです。

繰り上げ返済の3つのメリット

利息の支払い総額が減る  カードローンの利息は「借入残高 × 金利 × 日数」で計算されます。  つまり、元金を早く減らすほど利息も減るという仕組みです。 完済までの期間が短くなる  追加返済をすれば、完済までの回数が減り、精神的にも大きな安心感が得られます。 信用情報に良い影響を与える  早めの完済実績は、信用情報上のポジティブな要素として評価されやすく、  将来のローン審査において有利に働く場合もあります。

繰り上げ返済を行うタイミングの目安

「いつ繰り上げ返済すればいいの?」という疑問を持つ人も多いでしょう。 実は、次のようなタイミングが狙い目です。 ボーナスや臨時収入が入ったとき  まとまったお金が入ったときは、一部でも繰り上げ返済に回すと利息がぐっと減ります。 金利が高いローンを利用しているとき  金利15%以上のローンを利用している場合、追加返済の効果が特に大きくなります。 残高がまだ多い段階  返済初期は利息の割合が高いため、早期の繰り上げ返済ほど節約効果が大きいです。

繰り上げ返済の具体的な方法

金融機関によって多少異なりますが、主な方法は以下の通りです。
返済方法 特徴
ATM返済 最も一般的。提携ATMから好きなタイミングで追加返済が可能。
インターネット返済 スマホやPCから即時入金できる。24時間対応のケースが多い。
銀行振込 金融機関の指定口座へ振り込む方法。手数料に注意。

※利用可能な方法は契約内容によって異なります。

どの方法でも、返済金が「元金の減額」に直接充てられるため、利息節約効果が高いのが特徴です。

繰り上げ返済を行う際の注意点

返済後の残高を確認する  繰り上げ返済後は、残高と次回返済日の変動を必ずチェックしましょう。 無理に返済しすぎない  余裕資金のすべてを返済に回すと、生活費が不足するリスクがあります。  「余裕資金の範囲」で行うのが基本です。 手数料がかかる場合もある  一部の金融機関ではATM利用手数料や振込手数料が発生します。  無料で返済できる方法を事前に確認しておきましょう。 無利息期間の途中は慎重に  無利息期間中に繰り上げ返済をしても、節約効果が少ない場合もあります。  利息が発生してからの実施がより効果的です。

まとめ|少しの繰り上げ返済が大きな節約につながる

繰り上げ返済は、カードローン利用者が実践できる最もシンプルで効果的な節約方法です。 毎月の返済に少し上乗せするだけでも、総支払額を数万円単位で減らせることも珍しくありません。 余裕のあるときにこまめに返済する習慣をつけておけば、安心してカードローンと付き合うことができます。 次の【コラム10】では、「リボ払いとカードローンの違いを徹底解説」と題して、 混同されやすい2つの仕組みの違いと、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。