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【コラム8】延滞・滞納するとどうなる?信用情報への影響とは

カードローンは計画的に使えば非常に便利なサービスですが、返済を遅れてしまうと信用情報に大きな影響を与えます。 「1日くらいなら大丈夫」と油断してしまう人もいますが、延滞を放置すると金融機関との信頼関係が崩れ、今後の借入にも支障が出ることがあります。 今回は、延滞・滞納のリスクと信用情報への具体的な影響、そして早期に対処するためのポイントを詳しく解説します。

延滞・滞納とは?その定義を理解しよう

カードローンでの「延滞」とは、返済期日までに返済金が入金されていない状態のことを指します。 さらに、返済遅れが長期化し、一定期間を超えると「滞納」として扱われるようになります。 たとえば、 1〜2日の遅れ:延滞(軽度) 61日以上または3か月以上の遅れ:滞納(重度) となり、滞納になると信用情報機関に「異動情報」として登録されてしまいます。 これがいわゆる「ブラックリスト入り」と呼ばれる状態です。

延滞・滞納をするとどうなる?

返済が遅れると、まずは金融機関からの督促が始まります。 初期の段階ではメールやSMSでの連絡ですが、放置すると次第に内容証明郵便など正式な通知が届くこともあります。 延滞が続くと次のような影響が出ます。 遅延損害金が発生する  通常の利息とは別に、遅延損害金(最大年率20%程度)が上乗せされます。 利用停止・契約解除の可能性  延滞を繰り返すと、新たな借入ができなくなり、最悪の場合契約が解除されます。 信用情報に記録される  61日以上の延滞が続くと、信用情報機関に「延滞情報」が登録され、他の金融機関でも共有されます。 これらが記録されると、今後のカードローンやクレジットカードの審査にも大きな影響を与えます。

信用情報に記録されるとどうなる?

信用情報とは、金融機関が利用者の返済状況を共有するためのデータベースです。 日本では主に「CIC」「JICC」「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」の3機関が情報を管理しています。 延滞情報が登録されると、次のような影響が出ます。 新規ローン・クレジットカードが作れない  審査時に延滞履歴があると、ほぼ確実に否決されます。 既存カードの更新が停止される  現在使っているクレジットカードが更新できなくなる場合があります。 住宅ローン・自動車ローンの審査にも影響  延滞情報は最大5年間残るため、将来の大きなローン審査にも影響を及ぼします。 つまり、わずかな返済遅れでも、長期的な信用にダメージを与える可能性があるのです。

延滞を防ぐための対策

延滞を防ぐためには、日常的な管理が大切です。 以下のポイントを意識するだけでも、返済遅れを防ぐことができます。 返済日をカレンダーやスマホで管理  リマインダーや通知機能を活用し、返済日を忘れない工夫をしましょう。 自動引き落としを設定する  口座振替を利用すれば、入金忘れのリスクを防げます。  ただし、残高不足にならないよう注意が必要です。 余裕をもった返済計画を立てる  収支を見直し、毎月確実に返せる金額を設定します。  生活費を削らなくても済む範囲で返済額を決めることがポイントです。 支払いが厳しいときは早めに相談  金融機関へ連絡すれば、返済額の一時減額やスケジュール調整に応じてもらえる場合があります。  放置せず、早めに行動することが信頼回復への第一歩です。

もし延滞してしまったら?取るべき行動

うっかり返済が遅れてしまった場合は、次の手順で対応しましょう。 すぐに入金する  たとえ1日遅れでも、できるだけ早く返済を完了させます。 金融機関へ連絡する  事情を説明し、今後の返済予定を伝えましょう。  誠実な対応は、信頼を取り戻す第一歩になります。 次回以降の返済日を再確認する  同じミスを防ぐために、支払いスケジュールを見直しましょう。 短期的な延滞であれば、すぐに解消すれば信用情報に影響しない場合もあります。 早めの対応が何より大切です。

まとめ|延滞を防ぎ、信用を守ることが何より大切

カードローンの延滞は、金銭的負担だけでなく信用という目に見えない財産を失うことにつながります。 しかし、早めの行動と誠実な対応でリスクは防げるのです。 返済日をしっかり管理し、無理のない範囲で利用する。 この基本を守れば、カードローンはあなたの生活を支える頼もしい存在であり続けます。 次の【コラム9】では、「繰り上げ返済のメリットと方法をわかりやすく解説」と題して、 返済を早めることで利息を減らす具体的なテクニックをご紹介します。