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【コラム7】返済計画の立て方|無理なく返すコツを伝授

カードローンを利用する上で最も大切なのは、「どう借りるか」よりも「どう返すか」です。 返済計画を立てずに利用すると、利息が膨らみ、完済までの道のりが遠のくこともあります。 一方で、しっかりとした返済計画を立てれば、カードローンは賢く安全に使える便利なツールになります。 この記事では、無理のない返済計画の立て方と、負担を減らす具体的なコツをわかりやすく紹介します。

返済計画を立てることの重要性

カードローンは、必要なときにすぐ借りられる反面、返済が長引くリスクもあります。 その理由は、毎月の支払いが「利息+元金」で構成されており、最初のうちは利息の割合が高くなるためです。 つまり、計画的に返済しないと、元金がなかなか減らず利息ばかり支払うことになるのです。 返済計画を立てておけば、返済総額と完済までの期間を明確に把握でき、ムダな出費を抑えられます。

返済シミュレーションを活用しよう

まず最初に行いたいのが「返済シミュレーション」です。 多くの金融機関のサイトで公開されており、借入金額・金利・返済期間を入力すると、毎月の返済額や総支払額が自動で計算されます。 たとえば、以下のような例を見てみましょう。
借入条件 月々の返済額 返済回数 総支払額
10万円/金利15% 5,000円 24回 約120,000円
10万円/金利15%(月1万円返済) 10,000円 11回 約110,000円

※上記はシミュレーション例です。実際の金額は契約条件によって異なります。

このように、返済額を増やすことで支払う利息が減り、完済までの期間も短縮できることが一目でわかります。

無理のない返済額を設定する

返済額を決めるときは、生活に支障のない範囲で設定することが大切です。 理想は、手取り収入の20〜30%以内を返済に充てること。 たとえば、手取り20万円の人なら月々4〜6万円が限度です。 返済負担が大きすぎると生活費が圧迫され、結果的に延滞や新たな借入につながるリスクがあります。 また、ボーナスや臨時収入がある場合は、そのタイミングで繰り上げ返済を行うと、利息を減らしながら完済を早められます。

返済計画を立てる3つのステップ

返済総額を把握する  借入金額・金利・返済期間をもとに、支払う総額を明確にします。 月々の返済額を決める  家計の収支を見直し、無理なく返せる金額を設定します。  少し余裕を持った金額にすることで延滞リスクを減らせます。 完済までのスケジュールを作る  毎月の返済日をカレンダーやアプリで管理し、リマインド設定をしておきましょう。

返済負担を軽くするコツ

繰り上げ返済を活用する  追加で返済するたびに元金が減り、利息の総額を抑えられます。 低金利への借り換えを検討する  利用中の金利が高い場合は、金利の低いカードローンへの借り換えも有効です。 返済日を給与日直後に設定する  支払いを先に済ませることで、使いすぎを防げます。 無利息期間をうまく使う  新規契約時に無利息期間がある場合、その期間内に完済すれば利息ゼロで利用可能です。

延滞を防ぐための注意点

引き落とし口座の残高を常に確認  返済日前に残高不足がないかをチェックしましょう。 返済日を忘れない工夫を  アプリ通知やカレンダー機能を活用し、延滞防止を徹底。 万が一返済が難しい場合は早めに相談  金融機関に連絡すれば、返済額やスケジュールを見直してもらえることがあります。  放置が最も危険です。早めの行動が信用を守る鍵です。

まとめ|計画的な返済が「安心して借りる」第一歩

カードローンは、計画的に返せば決して怖いものではありません。 重要なのは、「借りたあとを考えること」。 毎月いくら返すのか・いつ完済できるのかを明確にすることで、安心して活用できます。 次の【コラム8】では、「延滞・滞納するとどうなる?信用情報への影響とは」をテーマに、 返済を怠った場合のリスクと、信用情報の仕組みを詳しく解説します。