カードローン審査が不安な方は必見!~「審査に落ちる理由」と「審査に通る対策」
カードローン審査が不安なら要チェック!~審査に落ちる原因・審査通過のためにできること~
カードローンを申し込んでみて、残念ながら審査に落ちた場合、 審査に通らなかった理由は教えてもらえません。
それは、審査の内容を明かすことにつながってしまうからです。
また、 審査に絶対に通る方法は、残念ですがありません……。
カードローンの審査は様々な基準に基づいて行われますが、基本的には基準を満たす人が通り、満たさない人が落ちる仕組みです。
審査の基準は一般的には秘密ですが、基本的な部分は共通しています。
そこで、今回はその基準から審査に落ちる理由を考え、同時に審査に通るための対策についても解説していきたいと思います。
カードローンを既に利用している人も、これから検討している人も、ぜひ参考にしてみてください。
カードローンの審査に落ちる理由は2つ!
カードローンの審査では、審査落ちの原因となる理由がいくつか考えられますが、その中でも特に重要なのは2つです。
- <カードローン審査で不合格になる2つの理由>
- 1.返済比率
- 2.信用情報
返済比率について
借入金の年間支払額が年収に占める割合を返済比率といいます。
各ローン会社によって基準は異なりますが、一般的な目安としては、年収の3分の1までが安全とされています。
これは「総量規制」と呼ばれるもので、年収の3分の1以上の借金は制限されています。
この規制は、個人が過剰な借入れによる経済的負担から保護し、貸金業者が借り手の返済能力を十分に評価するために導入されたものです。
したがって、返済比率が基準を超える場合、審査落ちする可能性が高いです。
信用情報について
「信用情報(正式名称「個人信用情報」)は、個人のローンやクレジットカードの利用履歴が記録されているデータです。
簡潔に言えば、「借金や申込み履歴、返済状況などの情報」をまとめたものです。
金融機関や消費者金融、クレジット会社などは、利用者の信用状況を把握するために、この信用情報を審査の際に参照します。
信用情報に関する詳細な説明は以下に続きます。
- 借入申込書やクレジット・カードローンのオンライン申込フォームには「個人信用情報の取得に同意しますか?」というチェックボックスがあります。これにチェックを入れることで、信用情報を調査することに同意したことになります。
・信用情報は、ローンやクレジット申し込み者が同意した場合にのみ照会できます。
- 1.クレジットカード系の「CIC(Credit Information Center)
- 2.銀行系の「KSC(全国銀行個人信用情報センター)
- 3.消費者金融など貸金業者系の「JICC(日本信用情報機構)
・信用情報を取り扱う会社は「信用情報機関」と呼ばれ、以下の3社が存在します。
・信用情報機関は、それぞれが独自の個人信用情報を持っており、以下の3社は情報を部分的に相互共有しています。
- 1. 申し込み状況
カードローンやクレジットカードを申し込んだことが登録され、これが申込情報として扱われます。短期間に何回も申し込んでいくと、「金銭的に困っている」と見なされ、審査が厳しくなることがあります。この状態は一般的に「申込ブラック」と呼ばれます。 - 2. 利用記録
利用記録は、カードローンやクレジットカードの契約更新時などに、信用情報を再度チェックした際に記録されます。
たとえば、郵送物が配送されなかったり、連絡を受けたにもかかわらず電話がつながらなかった場合など、再調査が必要な状況で行われます。こうした利用記録は、場合によってはネガティブな情報となることもあります。 -
3. クレジット情報
クレジット情報は、カードローンの場合、毎月の支払状況などが記録されます。
支払いが遅れると「延滞」となり、長期化したり複数回にわたるとさらに「異動」として記録されます。
・信用情報は大きく3つのカテゴリに分かれます(他社もほぼ同様です)。
- 「異動」は「返済不能」または「未返済」という記録であり、異動がある場合、カードローンの審査では通常、高い確率で審査に落ちることになります。
- これが一般的に言われる「ブラックリスト入り」という状態です。
・「異動」とは、延滞のほかに「代位弁済(*)」や「自己破産」も含まれ、これらは「金融事故」と呼ばれます。
【参考出典】
CIC/信用情報とは/信用情報早わかり!一般社団法人全国銀行協会/全国銀行個人信用情報センター指定信用情報機関/日本信用情報機構
カードローン審査に通るには
それでは、審査に通過するための方法を考えてみましょう。
返済比率の改善
返済比率を改善するのは容易ではなく、時間もかかります。
改善するには収入を増やすか、支払い額を減らす必要があります。
例えば、現在の職場で年収を急激に上げることは難しいですが、転職によって収入を増やすことは珍しいことではありません。
一方で、支払いを減らすことは容易ではなく、必要性や個人の意思にも関わるため、難しい場合もあります。
一部の記事では、「返済できるカードローンがあれば、積極的に返済すべきだ」と述べられていますが、そう簡単にできるならば、元々それを行っていたはずであり、新たなカードローンを申し込んでいないはずです。
現在の借入やカードローンを無理に返済しても、新しいカードローンの審査を通過しやすくなるとは限りません。
「今の借金を減らして、新たな借入をしやすくする」という手法は、昔から言われていますが、おすすめできません。
信用情報の改善
信用情報を改善するには、時間がかかるため、即効性のある方法はありません。
通常、申込情報は6ヶ月で消去されます。
また、異動・延滞・代位弁済については契約終了後5年間、自己破産については10年間記録が残ってしまいます(CICの場合)。
これらのネガティブな情報が消えるまで、待つしか方法はありません。
信用情報は自分でも確認できますので、異動情報が削除されていることを確認してから申込むことが重要です。
【参考引用】
情報開示とは、お客様ご本人のお申込みにより、
CICに加盟している会員会社(クレジット会社等)との契約内容や支払い状況等の信用情報を確認できる制度です。
お客様の情報が現在、信用情報機関に登録されているのか、
またはどのように登録されているかを確認していただくことができます。
カードローン審査が不安な方におすすめなカードローン会社3選
プロミス
プロミスは、その運営会社であるSMBCコンシューマーファイナンス(株)からも分かるように、銀行グループという安心感があるのが特徴です。
最短15秒の事前審査※で、いくら借りられるか、借入可能かが早めに分かるのは、とても便利ですね。
※新規契約のご融資上限は、本審査により決定となります。
アイフル
アイフルは東証プライム市場(旧・東証一部)に上場しています。
積極的な広告活動により高い知名度と安心感を持っているカードローン会社ですね。
消費者金融の大手の一つであり、「WEBなら最短20分で融資可能」という審査の迅速さが魅力的。
アコム
三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムでは、「はじめてでも安心感がある」というキャッチコピー通りに、安心して利用しやすいのが特徴です。
また、「契約・手続きが簡単」という点でもNo.1と評価されており、「即日対応が可能」というニーズにもNo.1で応える大手消費者金融です。(公式サイトより
まとめ
一部の広告では、「ブラックでも借りられる!」や「絶対通るカードローン」といった見出しを見かけることがありますが、実際にはその内容は貸金業登録のない業者への誘導であったり、審査に通らない可能性も多々あります。
審査が通るかも!といった期待を裏切り、会社側が契約させたいローンのリンクが含まれることも……。
元々、「借りれる」という表現は文法的にも不十分であり、「借りることができる」・「借入できる」という表現が適切です。
そのため、広告や記事の表現にも含めて注意しておきましょう。