TOP>コラム一覧>【コラム28】ローン審査に強くなるには?信用情報の見方と改善を目指す方法

【コラム28】ローン審査に強くなるには?信用情報の見方と改善を目指す方法

カードローンや住宅ローン、クレジットカードなど、あらゆる金融サービスの審査で必ず確認されるのが「信用情報」です。 この信用情報は、あなたの過去の借入・返済履歴をまとめた“お金の成績表”とも言えるもの。 つまり、信用情報を理解し、良好に保つことが審査通過に向けたポイントです。 この記事では、信用情報の仕組みと見方、そしてスコアを改善するためにできることをわかりやすく解説します。

信用情報とは?

信用情報とは、あなたの金融取引に関する履歴を記録した個人データのことです。 カードローン、クレジットカード、携帯電話の分割払いなど、あらゆる取引が記録されています。 この情報は、金融機関がローン審査を行う際に「返済能力」「信頼性」を判断するために参照されます。

信用情報はどこで管理されているの?

日本には主に3つの信用情報機関があります。
機関名 特徴・加盟業者
CIC(シー・アイ・シー) クレジットカード会社が主に加盟。分割払いやカード情報が中心。
JICC(日本信用情報機構) 消費者金融やカードローン業者が加盟。借入や返済情報を管理。
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 銀行系ローン・住宅ローンなどの情報を管理。

※3機関は情報を共有しているため、どの金融機関でも基本的に信用情報を確認できます。

つまり、過去の金融履歴はすべて統合的に管理されているため、隠すことはできません。

信用情報でチェックされる主な項目

審査時に確認される信用情報には、次のような内容が含まれています。 契約内容(利用開始日・借入額・限度額) 返済履歴(返済日・延滞履歴・残高) 申し込み履歴(直近6か月以内の申込情報) 異動情報(延滞・債務整理・代位弁済などの重大な記録) 延滞や債務整理などの異動情報が登録されると、数年間は新規審査に通りにくくなる可能性が高いです。

自分の信用情報を確認する方法

信用情報は、誰でも開示請求を行って確認できます。 各信用情報機関(CIC・JICC・KSC)の公式サイトにアクセス 「情報開示請求」ページから手続き 開示報告書を郵送またはオンラインで受け取る 手数料は500〜1,000円程度で、自分の信用状況を正確に把握できるため、定期的に確認するのがおすすめです。

信用情報を改善するための5つの方法

●延滞をしない  最も重要なのは、返済期日を厳守することです。延滞情報はスコア低下の大きな原因になります。 ●借入件数を減らす  複数のローンを利用している場合は、おまとめローンなどで整理しましょう。 ●クレジットカードを適切に使う  少額でも構わないので、毎月の利用・支払いを繰り返すことで「信用の積み上げ」ができます。 ●短期間で複数の申し込みをしない  半年以内に3件以上申し込むと、「申込ブラック」として評価が下がるケースがあります。 ●古いカードや口座を解約しすぎない  長期利用実績があるカードは、信用の厚みを示す大切な要素です。

信用情報に傷がある場合の対応

延滞や債務整理の記録がある場合でも、時間と努力で改善可能です。 延滞情報は、解消から1〜5年で自動的に削除されます。 その間、遅れずに支払いを続けることで信用が回復します。 債務整理後は、再びローンを申し込む前に、信用情報を確認しておくと安心です。

まとめ|信用情報を理解すれば審査は怖くない

信用情報は、ローン審査の「見えない評価基準」です。 しかし、ルールを理解し、誠実に金融取引を続ければ、誰でも信用を取り戻せます。 日々の返済・支払いを丁寧にこなし、借入を管理することが、信用を積み上げる最善の方法です。 次の【コラム29】では、「スマホ完結!オンラインで借りられる最新カードローン事情」をテーマに、 デジタル時代に進化したカードローンの利便性を詳しく紹介します。