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【コラム25】カードローン利用後の信用スコアの変化とは?

カードローンを利用すると「信用情報に傷がつくのでは?」「スコアが下がるのでは?」と不安に感じる人は多いでしょう。 しかし、実際にはカードローンの利用が即マイナスになるわけではありません。 正しく使えば、信用スコアを維持・向上させることも可能です。 この記事では、カードローンと信用スコアの関係をわかりやすく解説し、スコアを下げないためのポイントを紹介します。

信用スコアとは?

信用スコアとは、個人の「信用力」を数値化したものです。 金融機関がローンやクレジットカードの審査を行う際、このスコアを参考に「返済能力」や「信用度」を判断します。 スコアは、以下のような要素によって決まります。
評価項目 影響する内容
返済履歴 期日通りの返済をしているかどうか。
借入件数 同時に利用しているローンやカードの数。
利用残高 借入額が年収に対してどの程度か。
信用年数 カードやローンをどれくらいの期間利用しているか。

※スコアは金融機関ごとに独自の算出基準で評価されます。

つまり、スコアは「お金の使い方の履歴」とも言えます。

カードローン利用がスコアに与える影響

カードローンを利用しただけでスコアが下がることはありません。 むしろ、計画的に使って期日通りに返済していれば、信用が積み重なりスコア向上につながることもあります。 ただし、以下のようなケースではスコアが下がる可能性があります。 延滞・滞納をした場合  1日でも返済が遅れると「延滞情報」として記録され、信用度が下がります。 短期間で複数のローンに申し込んだ場合  「申し込み履歴」が信用情報機関に残り、「資金に困っている」と判断されることがあります。 借入額が多すぎる場合  年収に対して借入残高が多いと、返済リスクが高いと見なされます。

信用スコアを下げないための3つのポイント

返済日を厳守する  スコアを保つ最大のポイントは、延滞しないことです。  カレンダーやアプリのリマインド機能を活用して返済を忘れないようにしましょう。 借入件数を増やさない  複数のカードローンを同時に利用すると、信用リスクが高く見られます。  1社または少数に絞るのが理想です。 少額・短期間の利用を心がける  短期間で完済することで、良好な返済実績が残ります。  「借りてすぐ返す」を繰り返すことで信用スコアの維持に効果的です。

スコアを上げるためにできること

信用スコアは下がるだけでなく、努力次第で上げることもできます。 クレジットカードの支払いを毎月期日通りに行う  少額でもいいので、遅れずに支払うことが信用の積み重ねになります。 古いカードを大切に使い続ける  長期的な利用履歴があると、「安定した利用者」として高く評価されます。 信用情報を定期的に確認する  CICやJICCでは、自分の信用情報を開示して確認できます。  誤った情報が記載されている場合は、修正を依頼しましょう。

スコアを下げないために避けるべき行動

リボ払いの多用  リボ払いを多く利用すると、残高が増えて返済能力を疑われる可能性があります。 短期間で複数の申し込みをする  半年以内に3社以上に申し込むと、「申し込みブラック」と判断されるリスクがあります。 延滞を放置する  返済が60日以上遅れると「異動情報」として5年間記録されます。  これにより、住宅ローンなどの審査にも影響します。

まとめ|カードローンは「使い方次第」で信用を育てられる

カードローンの利用は、正しく使えば信用スコアを下げるどころか、上げるチャンスにもなります。 返済日を守り、借りすぎず、計画的に利用することが信用構築の第一歩です。 スコアは“お金の信頼度”を示す重要な指標。 長期的に見て、自分の信用を育てる意識でカードローンと付き合いましょう。 次の【コラム26】では、「カードローンとキャッシングの違いをわかりやすく解説」をテーマに、 混同されがちな2つのサービスの仕組みと選び方を紹介します。