【コラム10】リボ払いとカードローンの違いを徹底解説
クレジットカードの「リボ払い」と、金融機関が提供する「カードローン」。 どちらも「分割して返す」という点は似ていますが、実は仕組みもコストも大きく異なります。 違いを理解せずに利用すると、返済が長引いたり、利息が増えたりすることもあります。 この記事では、リボ払いとカードローンの違いをわかりやすく比較し、どちらを選ぶべきかを具体的に解説します。リボ払いとは?仕組みをわかりやすく解説
リボ払いとは、クレジットカードの利用残高を分割して返済する方式のことです。 毎月一定額を支払う仕組みで、支払額が安定している反面、残高が減りにくいという特徴があります。 たとえば、月5,000円のリボ払いを設定していると、どれだけ利用しても月5,000円の支払いで済みます。 しかし、その分、返済期間が長くなり、利息(手数料)が多く発生するというデメリットもあります。 特に、リボ払いの手数料は実質年率15%前後と高めに設定されていることが多いため、長期利用には注意が必要です。カードローンとは?
カードローンは、銀行や消費者金融が提供する「お金を借りる専用のローン」です。 利用者は限度額の範囲内で何度でも借入・返済ができ、借りた金額に対してのみ利息が発生します。 また、カードローンはリボ払いに比べて金利が低めに設定されている傾向があります。 返済も柔軟で、繰り上げ返済を行えば総支払額を減らすことも可能です。 つまり、「リボ払い=クレジット利用の後払い」、「カードローン=必要なときに借りる融資」と覚えておくと分かりやすいでしょう。リボ払いとカードローンの違いを比較
| 項目 | リボ払い | カードローン |
|---|---|---|
| 金利・手数料 | 実質年率15%前後(高め) | 3〜18%程度(利用先による) |
| 利用目的 | 買い物などの支払い | 現金の借入 |
| 返済方式 | 毎月一定額の返済(残高が減りにくい) | 残高に応じた返済・繰り上げ返済可能 |
| 使い方 | クレジットカードで利用 | 金融機関・アプリ・ATMなど |
| 返済期間 | 長期化しやすい | 自分で調整可能 |
※数値は一般的な傾向です。実際の金利・条件は金融機関やカード会社により異なります。
このように、リボ払いは「支払いの後払い」・カードローンは「資金を借りる仕組み」という根本的な違いがあります。